令和2年度 報告書


キャリア支援シンポジウム
〜Withコロナにおけるキャリアパスと働き方〜

会 期:令和3年1月29日(金)17:00~18:00
形 態:オンライン開催
photo  毎年ふじのくに女性医師支援センターが企画しておりますキャリア支援シンポジウムは令和3年1月29日に開催となりました。
 今回は新型コロナウイルス感染症対策も考慮し、初の試みとしてWEB開催といたしました。昨年度来、日常業務あるいは家庭において様々な影響を受けている新型コロナウイルス感染症予防対策管理下、県内の医療機関での対応や若手のキャリア形成はどの様に行われているのか、今後この経験をどのように生かしていけばよいのかといった情報共有を軸としたプログラムとなりました。
 話題提供として県医師会副理事の小林利彦先生から本年度の県医師会が行っている活動について報告していただきました。研修医指導として行っている「屋根瓦塾」が本年度はハイブリットの臨床研修セミナーという形式にする事で、一つの医療機関では指導することが難しいテーマの座学を配信という形で専門家に講習していただき、多くの先生が参加でき、東西に長い静岡県での新たな可能性が見いだせた事、1月末から新たに始まった「静岡県医師バンク」について解説がありました。
 「with コロナ時代のワークライフバランス」をテーマに行った事前アンケート報告(別途HPに公開予定)ののち座談会となりました。今回コメンテーターとしてご協力いただいたのは、沼津市立病院皮膚科の秦まき先生、藤枝市立病院 リウマチ科 金本素子先生、聖隷浜松病院 人材育成センター 渡邊卓哉先生の3名です。各施設で本年度行った若手指導の在り方や現在の病院でのウイルス感染症に対する対応などご苦労の数々をご紹介いただきました。

 沼津市立病院では感染症の診療は研修医には行わない方針ではありましたが、多科連携という形で研修指導を行っていました。藤枝市立病院では研修医も事前に感染症対策の研修を受け、実際に感染症患者への診療も行い、初期研修前の病院案内が対面で行えない分webでの病院案内やオリエンテーションを行ったことで前年度を超えて定員以上の希望者があったとプラスの面もご紹介いただきました。聖隷浜松病院では卒後すぐの初期研修医が2週間業務に入れなかったという苦いお話から、当初研修医を外して緊急業務を組み立てていたものの、研修医の先生たちにアンケート調査を行いコロナウイルス感染症に関わる現場に出る事を希望する先生が多数おられ、実際に現場に研修に出るようになった例をお話しいただき、各施設が制限された中でより良い研修が行えるよう考えていらっしゃる現状を知ることができました。
 家庭と仕事の両立という意味では事前アンケート調査では家庭にいる時間が男女とも増加したという回答が多かったにもかかわらず、業務時間は変わらないという結果が出ており、これからはWEBを上手に利用することでキャリ形成やワークライフバランスを考えた仕事の在り方を考えていく必要があるのかという気づきがありました。1時間という短い時間のシンポジウムとなり、もっとお話を伺いたいという名残惜しい気持ちで会を終了することができました。初めてのweb開催のため不手際も多く反省が多々ありましたが、ご参加いただいた皆様には改めまして感謝申し上げます。

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学生・研修医・医師交流会 はまキャリ2020
会 期:令和2年11月27日(金)14:00~15:10
形 態:オンライン開催
photo  本日、「学生・医師交流会はまキャリ2020」を開催しました。
 感染防止のため初めてのオンライン開催で戸惑うこともありましたが、ご協力頂いた先生方のお蔭で何とか無事終了することが出来ました。
 今回は1年生の参加が多く、想像できない家庭と仕事の両立に漠然とした不安を抱いている印象でした。しかし、どの先生方もざっくばらんにご自身の経験をお話してくれたのでより具体的にイメージすることが出来たのではないでしょうか。

 交流会は直接会って話す方が盛り上がりますが、新しい様式を上手く活用して今後の活動に活かしていきたいと思います。
 ご参加頂いた学生さん、ご協力頂いた先生方ありがとうございました。

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