令和4年度イベント報告
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令和4年度 報告書 |
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キャリア支援シンポジウム ~働き方改革を前に考える~ 会 期:令和5年1月27日(金)17:30~19:30 形 態:ハイブリット開催 |
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県医師会と共催して開催する「キャリア支援シンポジウム」は7回目。 本年は「働き方改革を前に考える」と題し、昨年のテーマをさらに進めて討論する場となりました。メインは静岡県病院協会会長の毛利博先生の「働き方改革の進むべき方向―女性医師がいかに輝けるかー」と題しての講演です。「医師の働き方改革」はそもそも何のためにできたのか。日本は人口あたりの病床数は世界一位である一方で人口あたりの医師数は下位にあるため、医師の負担は増加していくことが問題としてあげられ、これを変えていくために従来の主治医制度の意識を変え、個々の事情に合わせて多様で柔軟な働き方に変える必要性、タスクシェア、タスクシフトを推し進めて医師の負担軽減を図る必要性を解説頂きました。さらに医師不足の地域では病院間の連携を推し進める行政のリーダーシップが必要であることを指摘されました。このような情勢で、女性医師が活躍するには?単に働きやすい環境の整備だけでなく、女性医師のやる気と自立が出るような制度設計をし、女性のリーダーが活躍する未来像に期待するとのお言葉。身に沁みます。 |
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後半は毛利先生、浜松医科大学副学長の渡邉裕司先生、医療機関勤務環境評価センターの小林利彦先生と働き方改革に向けての座談会。渡邉先生より、浜松医科大学では地域への医師派遣を考慮して連携B水準で対応していくこと、小林先生からは、女性医師に限らずこれまで長時間労働を強いられてきた医師にもゆとりのある働き方をさせる事で全体のワークライフバランスを充実させることになるというお話がありました。参加者からは、地域から求められている医療と実際の医療体制とのギャップがあり、医師個人の努力では立ち行かなくなってきている現状の訴えがありました。昨年同様、新しい意識と体制づくりが重要、特に医師が不足している地域では、病院間で補完し合えるような地域医療体制の整備が急務であると感じました。 県医師会館の会場も満席、WEBでは県内の様々な地域から参加していただきました。 参加された皆様ありがとうございました。 |
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ロールモデル講演会 会 期:令和4年10月21日(金)17:30~19:00 形 態:ハイブリット開催 |
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今回も個性豊かな3名の先生に講演して頂き大変盛り上がりました。 浜松医大小児科の藤澤先生は子育てとご自身の親の介護というダブルケアを経験し、子育てや仕事とはまた違った大変さや介護を乗り切るコツをお話し頂きました。このロールモデル講演会では初めて介護がテーマ。これからは女性だけでなく男性にも切実なテーマになると思います。大変分かりやすく参考になりました。 浜松医大心臓血管外科の大箸先生はご実家に頼りづらい状況の中、「まずは二人で何とかする」「お互いに知らない事を無くす」をモットーにご主人と協力して、子育てや家庭だけでなくお互いのキャリアも大切にしようと日々工夫されていました。 富士宮市立病院の森岡先生は奥様も同じ病院で常勤として勤務しており、ご夫婦共に多忙な状況ですの中、節目節目に家族全員で旅行やキャンプ等、お楽しみを作ることでONとOFFを上手く切り替えているそうです。 共働きを続けるコツは・・・ 「自分にしかできないことを日常生活に作らない」。そして何よりお子様の理解を得ていることも大きいとのことでした。 |
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今回は県外からもたくさんの方にご参加いただきました。働き方改革を前に家庭との両立やキャリアのことなど他の方がどのようにやりくりしているか、皆さん興味のあるテーマだったと思います。アンケートでリクエストも沢山頂きましたので次回に繋げていきたいと思います。 講演頂いた先生方、参加された皆様、ありがとうございました。 |
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学生・研修医・医師交流会 はまキャリ2022 会 期:令和4年7月1日(金)12:30~13:30 形 態:オンライン開催 |
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7月1日「はまキャリ」こと「医師学生交流会」を開催しました。 今年もオンラインでの開催となりましたが、臨床実習中の5年生と消化器内科、乳腺外科、眼科、産婦人科の医師が集まりました。「結婚や子育てと仕事の両立」「専門を決めるポイント」「食事はどうしてる?」など、学生の方からの質問を口火に話題が広がりましたが、特に本年は参加した医師の配偶者が医師以外の職業の方が多く(!) 子育てや家庭生活の両立は夫婦の協力が大切、と皆で深く同意したのでした。最初は皆さん緊張した面持ちでしたが、話が進むにつれ和やかな雰囲気で過ごすことができました。ご協力いただいた先生方、お昼の貴重な時間にありがとうございました。来年はぜひ対面で開催したいものです。 |
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