令和5年度イベント報告



令和5年度 報告書


キャリア支援シンポジウム
~働き方改革を前に考える~

会 期:令和6年1月26日(金)18:00~20:00
形 態:ハイブリット開催
photo  女性がキャリアを積んで管理職や指導者になっていく事は本人も、周囲も荷が勝ちすぎると思い、一歩を踏み出すことが難しいと考えがち。そんな女性医師の意識に風穴があければ、と本年のキャリア支援シンポジウムでは浜松医大を卒業され、2022年4月にNTT東日本関東病院で副院長となられた渋谷祐子先生にご講演をいただきました。渋谷先生は同病院では女性医師初の副院長。日頃若い医師を指導しながら感じる地域医療の在り方や総合内科的能力の重要性とスペシャリティを求める若手医師への指導の在り方など問題点を挙げてい頂きました。静岡県の若い医師がそのまま地域に定着して指導者として育つために必要とされることは何だろう?というサブテーマにもこたえて頂き、若い医師が求める研修と地域の問題を示して指導医としてどのように考え実行されているか、そして副院長に就任されたご自身の軌跡をお話していただきました。

 シンポジウムでは実際に県内医師少数区域で研修を積んでいる鈴木綾子先生、曽根田光先生にご登壇いただき、結婚や出産を経て変わった家庭と仕事の両立の在り方と自身のキャリア形成の考え、これからの課題と展望をお話していただきそれぞれ意見交換をしました。どうしたら今より良くなるのかをそれぞれが意識し、解決しようと考え、実行する気持ちが大切だと改めて感じた講演でした。

photo


ロールモデル講演会
会 期:令和5年10月13日(金)17:30~19:00
形 態:ハイブリット開催
photo  今回のロールモデル講演会は昨年に引き続き、色々な家庭の両立のお話を聞いてみようと配偶者も医師である3名の先生、それぞれの仕事と家庭のバランスを伺いました。
 杉原守先生は実家が遠く出産後は二人で育児を、と言う事から所属する外科で初めての男性育休を2週間取得した経験をお話していただきました。育休を取得して、お子さんのお世話が一人で出来るようになり、これからの生活についても奥さんとじっくり話をすることができたそうです。出産後に利用したサービスも育休を取得して初めて気づけたと。育休を取るために協力してくれた外科医局も医師の両立を考えて体制を整えているそうです。
 加藤由希子先生は3人の子育てと仕事の両立をしっかりされている先生です。
 医師免許を取った年に結婚し、小児科専門医、サブスペの専門医、そして学位も自分のペースで積み上げてきました。ご本人は「ゆるふわ女医」って謙遜されているけれど、非常勤という立場で、自分のやりたいことコツコツと続けて目標を達成しています。「二兎追う」という言葉は仕事と家庭、どちらかがおまけではなく、本当の両立という意識を持っていらっしゃると感じます。日々続けられるのは周囲の協力があってこそ、と感謝の気持ちの大切さも教えてくださいました。
 三人目は辻孝之先生、「結論:特別なことは何もありません」というタイトルを見てドキッとする方もいるかもしれません。ご夫婦で腎臓内科医、奥様の海外留学について行って、アメリカで子育てに関わる色々を考えたり学んだりしたそうです。父親とか母親という括りでやる事を分けるのではなく、やれるときにやれる方がやる。一緒にキャリアを継続するためにお互いの事を考えて過ごしていく。アンコンシャスバイアスにとらわれていると、「特別な事ではない」事を男性がやっていると「すごい!」になってしまう。そのことに気づけた講演でした。これから若い先生達にも根付いていって欲しいです。




学生・研修医・医師交流会 はまキャリ2023
会 期:令和5年7月20日(木)15:00~16:15
形 態:ハイブリット開催
photo  女性がキャリアを積んで管理職や指導者になっていく事は本人も、周囲も荷が勝ちすぎると思い、一歩を踏み出すことが難しいと考えがち。そんな女性医師の意識に風穴があければ、と本年のキャリア支援シンポジウムでは浜松医大を卒業され、2022年4月にNTT東日本関東病院で副院長となられた渋谷祐子先生にご講演をいただきました。渋谷先生は同病院では女性医師初の副院長。日頃若い医師を指導しながら感じる地域医療の在り方や総合内科的能力の重要性とスペシャリティを求める若手医師への指導の在り方など問題点を挙げてい頂きました。静岡県の若い医師がそのまま地域に定着して指導者として育つために必要とされることは何だろう?というサブテーマにもこたえて頂き、若い医師が求める研修と地域の問題を示して指導医としてどのように考え実行されているか、そして副院長に就任されたご自身の軌跡をお話していただきました。

 シンポジウムでは実際に県内医師少数区域で研修を積んでいる鈴木綾子先生、曽根田光先生にご登壇いただき、結婚や出産を経て変わった家庭と仕事の両立の在り方と自身のキャリア形成の考え、これからの課題と展望をお話していただきそれぞれ意見交換をしました。どうしたら今より良くなるのかをそれぞれが意識し、解決しようと考え、実行する気持ちが大切だと改めて感じた講演でした。

photo





Copyright (c) Department of obstetrics and gynecology Hamamatsu University School of Medicine All Rights Reserved.